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佐賀競馬場

戸崎圭太って関東の牛若丸なの?健全な突っ込み所満載で素晴らしい実況となった佐賀記念。

今年の佐賀記念の実況は、全国の競馬ファンが見ていることを自覚しているようでしていない野心と緩慢さのバランスが絶妙でした。賛否が分かれそうですが個人的には次の点を高く評価したいです。

癖の強い分かりにくい実況。普通全国中継ともなれば不特定多数の視聴者を意識した手堅い実況に努めそうですが、ここまで独自の色を出してしまうのは珍しいです。

いい仕事をしますのくだり。20年以上前に流行ったフレーズを今更使うセンスは珍しいです。

それとランフォルセを人気以上の着順に導く所に着目していい仕事をしていると表現した件について、ランフォルセでいい思いをした人より痛い目に遭った人の方が多そうなのに、いい仕事してますって言って良かったのかが問題となりますが、躊躇無く言い切ったその不注意さ思い切りの良さがよかったと思います。

大井が生んだ関東の牛若丸、戸崎圭太。南関では誰もそんな事を言っておらず、初めて耳にしました。

九州のファンはどうせ(南関の事を)知らんやろから適当に言うても大丈夫やろ感を強く感じます。佐賀競馬ファンをみくびっているのか、それとも甘えているのか。いずれにせよ言動の軽率さに驚きました。

ただ、その言動の軽率さが良いか悪いかは別問題。

今日日何かと証憑とか裏付けとか細かいことに神経質になって大事な部分(競馬ではその娯楽性)をないがしろにするきらいがあるので、あの関東の牛若丸発言にはそういった嫌な世の中に風穴を開けるような痛快さを見いだせましたから、良い軽率さであると思っています。

それにしても名手を形容するのに牛若丸ってのも・・・、よっさんではあるまいし。逆にその言葉選びのセンスがとても笑えました。

ところで戸崎騎手へのインタビューを見ると実況アナウンサーの人って怖い人ですよね。外見で人を判断してはいけませんが、アレはその筋系の人と通じている風体ですよ。戸崎騎手から花束を預かった係りの人も組の若衆みたいな人が出てきましたし・・・。

佐賀競馬場は怖そうな所ですね。これだけ怖い人が揃っていたら廃止にはならなさそうですが。

さすが佐賀。ファンサービスが実物主義。

2月13日(木)は交流重賞の農林水産大臣賞典第41回佐賀記念JpnⅢ(ダ2,000m)が行われます。

佐賀記念当日は現地観戦の方そしてインターネット投票の方いずれにも豪華なプレゼントが用意されています。

まずは現地観戦組。

・安藤勝己スペシャルトークショー・予想会。豪華なゲストが佐賀に来てくれます。

・来場者抽選300名に持ち手付ブランケットがプレゼント。写真を見るととても温かそうです。

・佐賀記念優勝馬あてクイズ大会。賞品があるのか不明です。

次にインターネット投票組。

・オッズパークで5,000円以上の投票をすると抽選で現金100,000円がプレゼント。

・楽天競馬で対象レースの馬券購入者に購入金額から最大10%分の楽天スーパーポイントがプレゼント。

※オッズパークと楽天競馬については競馬場へ行くホームページ版にて簡単に紹介しています。今から申し込んでもおそらく佐賀記念の馬券を買うには時間が足りないと思いますが、以後の地方競馬を楽しむ契機になると思いますので、お時間がございましたら一度ご覧ください。

さて南関東競馬のファンサービスに慣れると佐賀競馬のファンサービスの実物主義には少し戸惑います。

「ゆるきゃらで飯が食えると?東京トゥインクルファンファーレで飯が食えると?」

「競馬ファンはお金増やしに競馬しよるんやけぇ、喜ぶんはやっぱ金か物(ブツ)やろ!」

肥前地方の正しい言葉遣いかどうか怪しいですが、なんとなくそんな佐賀人間の声が聞こえてくるようなサービスに思えました。

佐賀と南関どっちがファンサービスとして優れているかについては、あまりにも質が違い過ぎて優劣はつけられないでしょう。無難な事を言うと、それぞれに良さがありますね。

個人的には南関のゆるキャライベントや東京トゥインクルファンファーレのイベントといったお金の絡まないクリーンなファンサービスはお祭り気分を高めてくれるので大変気に入っています。

ファンサービスに着目して比べる楽しさが地方競馬にはあります。
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